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弘前大学出版会

【ss022】EU統合の流れの中で東欧はどう変わったか 政治と経済のミクロ分析
EU統合の流れの中で東欧はどう変わったか 政治と経済のミクロ分析
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本書の目的は、1989年の体制転換以降東欧諸国が、自らの歴史的過去を背負いながら急速に進むEU統合の流れの中で、その政治的、経済的システムをどのように形成、変化させてきたのか、それはそれぞれの国の社会や仕組みに適合的なものとなり得ているかどうかを捉えようとするものである。これを、第1部「ユーロリージョンの拡大と制度化の陥穽」と第2部「ポーランドの金融部門のシステム分析」に分けて、政治と経済、それぞれミクロの視点で明らかにしようとした。今日の急速なグローバル化やヨーロッパにおける地域統合の流れは、それに巻き込まれようとしている国々に、立ち止まってその是非を問う余裕すら与えない。こうした状況は多かれ少なかれ世界の各地で見られる現象であるが、そこで私たちはどのようにして自国に独自のシステムやアイデンティティを保っていけるのか、東欧の事例を通して考えていただきたいと思っている。

第1部  ユーロリージョンの拡大と制度化の陥穽(高橋 和)
第2部 ポーランド金融部門のシステム分析(秋葉まり子) 

社会科学

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