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弘前大学出版会

【hm009】津軽の華 −弘前大学所蔵ねぷた絵全作品−
津軽の華 −弘前大学所蔵ねぷた絵全作品−
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税込み価格:2,514円 送料別

第1回弘前大学出版会賞(2010年)

 弘前ねぷた絵の最初の本格的画集。近世から近代にかけて花開いた豊かな地方文化を記録するとともに、絵画としてのすぐれた魅力を十二分に伝える画期的な出版である。藩政時代からの歴史を持つ弘前ねぷたの山車は、超大型の絵灯籠で、毎夏祭のたびに新しい絵が用意され、使った絵は廃棄されるのが常である。そのねぷた絵を描く絵師の中で今も名人として伝えられる、戦後のねぷた絵を完成させた竹森節堂の1964年の作品から、現在の最高峰八嶋龍仙までの名絵師たちのねぷた絵を弘前大学はすべて保管してきている。この貴重でかつ美しい津軽文化の華とも言うべきねぷた絵の全点を精細なカラー図版で掲載している。あわせて、「弘前ねぷたの歴史」(宮川慎一郎)、「ねぷた絵論」(須藤弘敏)の二論考と、ねぷた絵師八嶋龍仙氏が語るねぷた絵への思い、また弘前大学がねぷた祭に参加するに至った契機やその歴史について語る関係者の座談会を収録している。巻末には弘前大学所蔵ねぷた絵の全画題も掲載されている。

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